スタジオPablo さかな通信

赤い魚2

こんにちは、今井です。

いつもスタジオPablo さかな通信をご覧いただきありがとうございます。

このブログでは身近な海、川の魚や生物の採集、飼育の様子を紹介します。

 

さて、今回も前回に引き続き赤い魚です。

キンメダイ目イットウダイ科イットウダイ亜科のアヤメエビスです。

南日本の温帯域に生息しており、転石のある所でみられます。

夜行性で昼間は岩穴の奥にいて暗くなると外へ出て餌を探します。

 

夜の港の水深2~3m 海底に小岩が重なっている所で釣りました。

あたり(魚が針のついた餌を口にした時に伝わってくる手応え)が小さい場合が多く、魚が餌を離してしまいます。針を一回り小さいものにすると一発で針掛りしました。

大きさの割に引きが強いです。

採集した直後のアヤメエビス 12,3cm

エラ近くに鋭い棘があり弱い毒があると言われています。刺されないよう注意が必要です。

 

飼育してすぐには警戒して餌を口にしません。2週間ほど食べないこともあります。

魚を観察していて餌を探す様子が見られたり何かを口の中に入れたりしていたら、餌を食べる目安になります。

ピンセットで餌を摘んで魚の前に持って行って警戒される場合は、細い針金に餌をつけると食べてくれることがあります。

飼い始めは配合飼料を食べませんが、口にしたり吐き出したりしているうちに何かのタイミングで食べるようになる場合もありますが、個体差もあります。

ナミマツカサの仲間と一緒に泳ぐアヤメエビス

 

アカマツカサやイットウダイの仲間の生態はあまり知られていないので、観察をしていきたいと思います。

 

 

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