こんにちは、今井です。
いつも、さかな通信をご覧いただきありがとうございます。
さて今回は、魚以外の脇役たちを紹介しようと思います。
この水槽を立ち上げて2年くらいから生えてきました。 写真は生えはじめて間もない頃の様子。
このくらい茂ってくると、魚や他の生き物の隠れ家になります。
写真はハオコゼ(上) アサヒアナハゼ(下)が実際に隠れている様子。
小さな生き物の餌場にもなり、ヨコエビ類なども増えてきて、生物が多様化してきます。写真は突然現れた貝類。
こうした生き物は魚たちのおやつになり、野生的な面を観察することができます。
しかし、緑藻類の中には、水質変化に敏感なものもあります。
緑藻類が枯れてシアノバクテリアにおおわれた様子
復活の兆しを見せていますがシアノバクテリアの成長は非常に早いので、油断できません。
おおわれてしまうと緑藻類は成長できなくなってしまいます。ヨコエビ類なども減り、生物が平面化されてしまいます。
2ヵ月後、見事に成長しました。左側には、今まで見られなかったヘライワヅタが生えてきています。
イソニナ 肉食性の巻貝で、魚の食べ残しや生き物の死骸を嗅ぎつけて、どこからともなくやってきて
片付けていきます。 生きているものは襲いません。
餌を奪われないよう必死のヤドカリ
スガイ(左下) アマオブネガイ(中央下) 水槽のガラス面に付着した藻類などを食べます。
とても丈夫な貝で何年も生きています。
真ん中の魚はネンブツダイです。
こういった様子は見ているだけで楽しく、発見があります。
相性もありますが、多種多様な生き物も一緒に飼うと、とても楽しい水槽になります。