雑記

絵にまつわる話

こんにちは、アルバイトの斉藤です。

いつもスポーツネタばかりですが
今日はアルバイトを通してアニメ制作のプロの現場のすごいと思うことを書いてみようと思います。

その1「矢印」

アニメ映画の原画展などで見たことある方も多いと思うのですが
「絵コンテ」というものがありますよね。

そこには、その場面をより具体的にイメージするために
たーくさんのメモや指示が書いてあるわけですが

アルバイトを始めたころに驚いたのがこのようなメモ。

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立体的な矢印です。

コンテでは光の向きを表すためによく書かれています。
これの何がすごいと思ったかというと

光の向きがかなり明確に分かることです。

アニメ制作はたくさんの人たちが関わっているので
同じ絵をみんなで想像するには大事なメモだと思いました。

その2「描くときに意識するもの」

アルバイトをしていると、まわりから背景にまつわる色んな話が聞こえてきたり
できあがった背景画に触れる機会もたくさんあります。

プロってすごいなあといつも思うのですが
特に個人的に「おお!」と思ったのが

「物の厚みを描く」「面の向きを考えて描く」という話。

私も受験生のころ、よく予備校の先生に同じことを指導されていたので
その話が聞こえてきたときに

「こういうプロの現場でも基礎は一緒なんだ!」と興奮しました笑

koppu.jpg
たとえばガラスのコップで説明するとこういうイメージの違いです。

・物の厚みを描く
→どんなに薄いものでも、ちゃんと厚みを書くと
「物体としての存在感が出てよりリアルに見える」ということ

・面の向きを考えて描く
→光の向きに対してその面がどこを向いているかを考えて影などを描く

ということなのですが、伝わったでしょうか。

みなさんもアニメを見るときに是非、背景も意識して見てみてください!