制作裏話

雲とセラフと私。

こんにちは。石田です。

気がつけばもう冬ですね。セラフの一期の作業をしてたときは夏前だったので、作品の中で色づいた木や枯葉を描くのに違和感がありましたが、いつのまにか季節が追いついてセラフの世界と同じ時期になりました。早い...。

そんなセラフは絶賛作業中で、スタッフ一同奮闘しております。

その中で私はというと、空を任されることが多くひたすらに空を描いておりました。

OPのぐるぐるまわる空をはじめ、阿修羅丸の空間だったり、太陽が出たり隠れたり、雨雲になったりと、セラフはよく雲が動きます。
紙に描いた雲を手描きの要素も残しつつ、でも自然でかっこいい雲になるように、毎回うまく作品になじんでるかドキドキしながら、試行錯誤しながら、作業しています。

ではここでセラフ雲のポイント。
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このようにパレットナイフでザッてタッチが入るとセラフらしくてかっこいいですよね。

絵の具で描く雲って見た目以上にそれはそれは難しくて、新人のときにあまりの描けなさに愕然とした思い出があります…。
それ以来、どうしても先輩たちの描くようなふわふわの真っ白い雲が絵の具で描けるようになりたくて、ひそかに練習なんぞもしたりしていました。
日常の中でも一番身近に見本があるので、空を見上げることもいっぱい
増えました。

そして今まで撮りためた私の雲コレクションの一部…

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本物の方が絵よりも絵っぽくなることもありますよね。

うーん。奥が深い…!

その微々たる積み重ねをセラフという作品の中で、活用することができて、
ちょっぴし心の中でガッツポーズ。…やっててヨカッタ。

これからももっとかっこいい絵を描けるように目指して日々がんばります。

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