こんにちは、今井です。
いつも、さかな通信をご覧いただき、ありがとうございます。
ホシハゼ
少し前に漁港の水深1mくらいの波の穏やかな転石まわりにホシハゼの数匹の群れを見かけ、観察し、2,3匹採集してきました。
ハゼの仲間に多く見られるような、腹ビレが吸盤になっているものではなく、ヒレとして左右に分かれているように見えます。 体を支えたり、背伸び、つま先立ちのように使ったり、水槽の壁面に定位しているのを、観察することができました。
主に底でじっとしている感じですが、時々ヒレを左右に動かして、ホバリング状態を保っている様子を見かけます。
黒っぽい魚体に班点が深い青色に発光しているように見えてとてもきれいです。
性質はおとなしく、以前紹介したヌマチチブやシマハゼのような貪欲さはなく、目の前にきた餌をゆっくりソフトに食べる感じです。 雑食性なのか岩の付着物を時々食べているのを見かけます。
縄張り意識も強くなく、近くに別なホシハゼが現れると、追い返す程度です。
このホシハゼについてわかっていないことが多くありますので、観察を続けたいと思います。
ほかにも、他の魚、生物のおもしろく、興味深い、あまり知られていない行動や生態など、そして水槽の装置なども、紹介できたらと思っています。
そして、現在スタジオPABLOではいろいろな作品の背景美術を請け負っています。
私はその中で未だ制作発表がされていない作品に参加しています。
近いうちにお知らせがあると思います。
お楽しみに。