制作裏話

へんてこな混色

こんにちは。
スタジオPABLO代表の秋山です。
いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今回は終わりのセラフの美術監督の吉岡さんブログ担当回でしたが
急遽、僕が代打でブログを書くことになりました!

ネタが急に思い浮かばなかったので
手近なところで、僕が普段どんな色を混色して描いているか少しですが、ご紹介していきます。

IMGP3781.JPG

これがさっき撮ったぼくの机の上です。
残念な汚さですね(^^;)

ポスターカラーの蓋は普段から開けっ放しです。
長期休暇以外は開いている為、乾燥したら水をかけて
刺さっている棒で(ぼくは100均の蟹スプーンを使ってます)
かき混ぜ復活させてます。

そのポスターカラーに筆を直接突っ込んで
机をパレット代わりにして、描いています。

ポスターカラーに直接筆を突っ込んで色は混ざらないのかと
疑問を持たれるかと思いますが、混ざります!・・・のでたまに
混ざった箇所をプラスチックのスプーン等で取ったりします。

そして本題の混色ですが・・・

IMGP3770.JPG

クロームグリーン1番とオレンジの混色。木の色等の茶色を作ってます。

昔先輩から教わって、一番驚いたのがこの混色です。
他にも木の色の混色で変わっているものはありましたが、大体赤系と緑系をまぜて茶色をつくっていました。

IMGP3778.JPG

バーミリオンと黒の混色。暗い中に鮮やかさを出したいとき使ってます。

IMGP3769.JPG

エメラルドグリーンとピンクの混色。 明るい影色に便利です。

たまに紫系と黄色系が混在する画面を描くときには

IMGP3773.JPG

ヘリオトロープとレモンイエローの混色。 これは濁ってしまうダメな例です。
このように濁ってしまいがちなので

IMGP3776.JPG

ブルーセレストとピンクと白を混ぜてヘリオトロープのような色を作ってから
レモンイエローと混色をすると、写真のように濁らずに済むという便利混色です。

色の扱いに関しては、他にもいろいろとありますが
よく使っているものを、ご紹介しました~!

僕も先輩達から教わった色使いですが
それにしても
へんてこな混色をしますよね(^_^)