お久しぶりです!座間です!
前編の記事を書いたあとに、
急に本業や副業で3Dを扱うことが増えた結果、
外に出していい情報かどうか検討しているうちに、記事公開のタイミングが遅くなってしまいました。
やっぱり、言葉にして外に出すって大切なことですね(しみじみ)。
前編の記事は、社内でも記事を読んでチャレンジしてくれた人がいて、とても嬉しかったです。ありがとうございます!
ちなみに、
「チュートリアル動画の通りに操作してもうまくいかない部分は、ChatGPTに聞くと解決する」
という情報も教えていただきました。今の時代ならではですね。
というわけで今回は、
基本チュートリアルを終えて、動画を見ずにある程度作れるようになった人向けの「ステップ2」のお話です。
一番大切なのは「完成させること」
完成させること。
これは絶対です。
途中まで作って「こんな感じかー」という印象だけでは、見えない問題がたくさんあります。
特に、
カメラを置いて実際に撮影してみて初めて見える不具合
が本当に多いんです。
…ほんとに。
なので、まずは
凝ったものやクオリティより、とにかく完成させること
を目標にしましょう。
工程が増えるほど
エラーの可能性が増える
↓
完成できない
↓
途中で挫折する
という流れになりやすいので、この点はいつも頭の隅に置いておくといいと思います。
2つ目は「完成したとき嬉しいものを作る」
完成させるためには、モチベーションも大事です。
「こういう建物を作りたい」というだけでなく、
-
どんな人が住んでいるのか
-
どんなシーンを作りたいのか
など、具体的なイメージがあるものがおすすめです。
好きなアニメのワンシーンなどがあると、かなり作りやすいと思います。
元になるものがあると、
「知っている作り方だけでは作れない部分」
が必ず出てきます。
そのときに
「別の作り方を探す」
というステップが自然に生まれるんですね。
個人的には、
完全オリジナルより、完成イメージが持ちやすい二次創作から入るのもおすすめです。
まずはシンプルなマテリアルで作る
マテリアルは、まず
Principled BSDF(スタンダードのマテリアル)
をベースにして
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金属
-
ガラス
-
テカリ
などの質感の違いを作るだけでも十分です。
UV展開をしてテクスチャを使うのは、
ほんの味付け程度でOK。
いきなり難しいことをやろうとせず、
「シンプルな方法で完成させる」
これで十分だと思います。
具体的なイメージが湧きにくいと思うので、
自分で作ったものを例に紹介します。
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※これは二次創作になります。登場する団体やキャラクターとは一切関係がありません。
床のテクスチャは、二次利用可能な写真素材をベースに、絵の具で描いたものを重ねて加工しています。
木目は、テクスチャをそのまま貼ると方向がバラバラになってしまうので、
UV展開をして方向や大きさだけ整えています。
側面のつなぎ目などは、正直かなり荒いままです。
それでも、複雑な設定をしなくても
ひとまずこのくらいのものは作れます。
ここから
-
カメラに合わせて絵を描いたテクスチャを作る
-
法線マップを使って絵っぽくする
など、それぞれの好みに合わせて発展していきます。
3Dは「絵の具」みたいなツール
個人的には、3Dは
「正確なパースを取るツール」
というより
水彩絵の具や油絵の具と同じような“画材”
だと思っています。
正解はなくて、
それぞれが自分の絵柄に合わせて使っていくツールですね。
私が一番好きなのはライティング
個人的に一番好きな工程は
ライティングです。
| 調整前 | 調整後 |
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調整前は少しもっさりしていますが、
ライトを調整するだけでかなりスッキリしました。
ライトの配置だけでも、シーンの雰囲気は大きく変わります。
3Dというとモデリング講座はたくさんあるのですが、
ライティングに特化した解説は意外と少ない気がします。
あってもフォトリアル寄りのものが多くて、絵を描く人だからこそ出来るライティング
って絶対あると思うんですよね。
3Dは「雰囲気を操作するツール」
3Dは、ベースを作るツールで、
最後は背景作業で仕上げるイメージがあるかもしれません。
でも実際には
シーンの雰囲気をコントロールしやすいツール
だと思っています。
多くの人が関わる共同作業だからこそ、
この特性をうまく活かしていきたいなと試行錯誤しています。
実際にアニメも作ってみました
そんな感じで作ったセットを使って、
こんな感じのアニメを作ったりしています。
(↓※個人アカウントで公開している投稿です)
背景美術という分野は、アニメに関わっていながら
-
キャラクター
-
動画
には直接関わらない、少し特殊な立ち位置です。
でも、こういうことをやっているうちに
「私でも、キャラを動かせるんだ…!」
と、ちょっと感動しました(笑)
無駄に見えることが、あとで役に立つのかもしれない
「背景美術の人がキャラなんてやってる暇があるなら
もっと背景の実力をあげなければ!」
と思う人もいるかもしれませんが
たまには本業から少し離れて試してみることで
思わぬ発見があることもあります。
実際、
現在は実験的な取り組みとして、
参加作品の中で
3Dレイアウトの一部を担当させていただいています。
そのときに
「3Dのデッサン人形を配置する」という工程があったのですが
はい、ちょうど簡単なキャラアニメーションの知識が役に立ちました。
まさか、
仕事と関係ないと思っていた知識がここで役に立つとは。
まだ実験段階なので、
どんな問題が出るかはこれからですが、
そのうちブログでも報告できたらと思っています。
また、アニメ制作で使いやすいアドオンも
自作して試しているので、
現場で便利そうなら
このブログで配布する予定です。
二次創作から、思わぬ仕事に
ちなみに、この二次創作で作ったものを
ネットで公開していたところ、
MVの監督の目にとまり、
ライブMVの3Dキャラモデルを一部担当させていただきました。
まさか公式の作品に関われるとは思わず、
本当に感激でした。
↓※制作実績として、個人アカウント(X)で公開している投稿です
「ないものねだり」ライブ演出MVにて、
POPBORN様の協力として、
チームの一員として3Dモデル制作を中心に、
一部アニメーション作業も担当しました。※本投稿は制作実績として、
公開可能な範囲での静止画キャプチャを掲載しています。 https://t.co/Gi1QMB6uX6 pic.twitter.com/XwiirCZETy— 田栗のりあき (@taguriaki) January 22, 2026
「え、私キャラもやっていいんですか?」
って今でも思っています。
最後に
というわけで、
「面白そうだな」と思ったことは、とりあえずやってみるのが一番ですね。
役に立つかどうかとか、
タイパとかはあまり気にしなくていいと思います。
というのを実感する出来事になりました







