こんにちは、福田です。
7月に入り、全国的に厳しい暑さが続いていますね。
私は自転車通勤ですが、最近の太陽の日射しは異常に痛く目に疲労が溜まるので「サングラス」を装着することを習慣にしました。これでだいぶ疲労が軽減されています。
徒歩の際は「日傘」を差すのも大事ですね。
自身の健康のために、危険を感じたら暑さ・日射し対策はしっかり行わないと、と感じています。
福岡市民会館バックステージツアー
今回は、2月に参加した「福岡市民会館のバックステージツアー」を紹介します。
現在の福岡市では大規模な都市再開発が行われており、福岡市民会館もその一環で建て替えになりました。
その市民会館の取り壊し前に、施設の裏側を館長さんの案内付きで見学できるツアーが企画されていたので、参加してきました。

参加希望者の倍率が10倍ほどあったと聞かされ、とても運が良かったです!
ツアーでは客席やステージ上、普段は立ち入ることができない楽屋や音響室など施設全体を2時間かけて見学することができました。
(全体的に画像がボケボケで申し訳ありません…)



緞帳にも実際に触れ、音や光が漏れないようにしっかりと分厚い織物「綴織り(つづれおり)」で制作されていました。
緞帳のデザインは、”福岡市の発展と市民の力を表現して描かれた”とのこと。
描かれている絵についても、各公演への影響を抑えるように抽象的な表現が用いられているのでは、と思います。


舞台上では、「回り舞台」や「迫(せり)」を実際に体験しました。
「回り舞台」は、ステージ上が丸く切り抜かれており、一周回転できる仕掛けです。
現代では電動ですが、昔は床下で心棒を取り付け、裏方さんの人力で押して回転させていたそうです。


「迫(せり)」は、舞台が上下に動き、地下の通路とも繋がっています。
舞台下からの登場シーンなど、多くの演出に用いられています。




舞台裏では数々の役者やアーティストの方々が使用してきた「楽屋」なども見学できました。


こちらは「映写室」。画像は35ミリの映写機で、昭和時代までは上映で使用されていたそうで、今ではなかなか見ることのできない貴重な機器です。



また、通路の途中にあるドアの鍵穴。アニメや漫画の表現でも良く見かける典型的な形で面白い、と館長さんからも直接案内があり、実際になかなか見かけないので良い発見でした。

この福岡市民会館は、2025年3月で閉館しました。
このような一時代を支えてきた建造物が無くなっていくのは寂しいですが、最後に舞台の裏側に実際に触れて記憶に残せたことは良い経験でした。
最後に宣伝です
弊社で美術を担当させていただいた映画、「不思議の国でアリスと-Dive in Wonderland-」が2025年8月29日に公開されます。

公式サイトはこちら↓
https://sh-anime.shochiku.co.jp/alice-movie/
ぜひチェックしてみてください!