雑記

きゅーちょーからみたPABLO

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こちらのブログでは初登板になります、しらいしろうと申します。
自分の本職は(売れない)漫画家で、出版がメインの世界でやってきた人間ですが、
旧友・秋山くんのお誘いで新しい分野開拓の機会をもらいました。

聖闘士星矢Ωでは美術設定のお手伝いをさせて頂いています。
普段と違うアニメの仕事は苦しみつつ楽しませてもらっています。

パブロでは自分は「きゅーちょー」と呼ばれてたりします。
秋山くんとは本郷高校デザイン科の同窓生。
学生時代の1年1学期に自分が「級長」をやったせいでクラスメイトからはこう呼ばれ、二学期以降も呼び名は変わらないままここまできてしまいました。
旧友だけが使うニックネームだったのですが、この呼び方がパブロスタッフに伝染して
ここでは「きゅーちょーさん」です。
よもやこのニックネームで呼ぶ人が今更になって増えるとは……(笑)。

ちなみに秋山くんはありがちですが「あきやん」でした。
このクラスの在学中、高校二年生で自分は漫画家デビュー。
あきやんは在学中からアニメ美術を目指していたので、お互い中身が変わらず来た感じなのですが
年齢を考えると四半世紀もたっています。オゥ、お互い立派な中年…。
時間って、すごい。光陰矢のごとし。

漫画畑もアニメと近いから、想像に難しくない現場と思っていたのですが
実際に見るとやっぱり違うと思う部分、感心するところも多々です。

仕事の手際、進め方はプロなのだからあたり前なのですが、「へぇ」「ほぉ」と感心しながら眺めてます。
えーっと、やっぱりプロってすごいです。
ここではデジタルとアナログ両方やっている現場なので、アナログは特に生の迫力があります。

画業だけでなくチームワークの見事さは(当然なのかもしれませんが)見事です。
個人作業が多い漫画ではありえないものに思えます。

今年の初夏にクーラーを入れる時期に、クーラーフィルターやその周りを掃除しよう
という流れになった時のスタジオ一丸のきびきびした動き。
各自の仕事を「掃除機担当」「フィルター担当」「ぞうきん担当」…てな具合に
うまく住み分ける景色は、背景以外の仕事でもチームワークが発揮されるんだと
呆然と眺めてしまいました。(←自分も手伝えよ! ……すいません、ただ見てました。)

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つい縄飛びに入れない子どものように一歩引いて眺めてしまうのですが
先日、一緒に縄跳びに入れた(入れてもらった?)ような感覚になりました。

数ヶ月前、ちょびっとだけ美術設定を手伝う機会があった「戦国コレクション」。
その最終回の背景にスタッフの名前がいろいろ隠れているといるお遊びがありました。
その中で自分の名前を発見。しかも、かなり優遇されてました……ありがとうございます。(^^)

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録画のある方はパブロスタッフの名前と一緒に探してみてくださいまし。