こんにちは!矢口です!
半年ぶりのブログです。
丁度自分の携わっている作品「蒼天の拳」ですが美術現場では最終話の作業をしているので、担当したカットを振り返ってみようと思います。
私はこの作品で初美術監督補佐として参加させていただいております。
1年以上描き続けて、だいぶゴリゴリタッチにも慣れてきたと思ったらもう最終話です。
感慨深いです。
今回は1~6話でわたしが担当したカットをご紹介したいと思います。
1話。
(上)ハルピン駅全景…初めての全景カットで、当時のハルピン駅を調べまくってとても試行錯誤しながら描いたのを覚えています。
(下)大新世界…残念ながら本編では放映されなかった欠番カットです。文字を担当させていただきとても楽しかったです。ここで陽の目を浴びることができて嬉しいです。笑
1話。
(上)夜の上海の河川…建物のシルエットと石の質感など、色々資料を研究して描きました。
(下)大新世界のテラス…距離感と質感をがんばりました。
2話。
(上)上海安宿室内…窓の格子がんばりました。雨のしっとりした空気感を意識しました。
(下)上海安宿外観…現地の建物を研究して安宿感がでるようにがんばりました。
6話。
(上)黄浦江河口・船着場…飛燕が旅立つシーンです。各カットで早朝の空を微妙に変化させています。
(下)黄浦江河口・船着場…飛燕が旅立つシーンです。とにかく雰囲気がでるようにがんばりました。
丁度先週、「第6話 旅立つ燕」が放映されました。
実はわたしはこの作品のこのシーンが描きたくて描きたくて参加を志願しました。
このシーンを担当させていただき、とても嬉しかったです。
蒼天の拳1期の舞台は1930年代の上海で、当時の建物や小物を調べてどのカットも試行錯誤しながら頑張って描きました。
3Dのキャラクターと2Dの美術という、とても面白い組み合わせのアニメです。
みなさん是非ご覧ください
『蒼天の拳REGENESIS』
http://www.souten-regenesis.com/
TOKYO MX他にて 毎週月曜24:30~(AmazonPrimeなどでも)