制作裏話

フリップフラッパーズ の背景美術

こんにちは、福田です。
昨日28歳の誕生日を迎えました!1年経つのがあっという間で少々焦っています。

さて
只今弊社で美術を担当しているアニメ「フリップフラッパーズ」(TOKYO MX 毎週木曜22時~ 他)が放送されていますが、僕はこの作品で美術監督補佐や美術チェックを行なっていました。
今回は、その美術制作について少し紹介したいと思います。

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ブルーレイ&DVD用美術です

フリップフラッパーズでは「現実世界」と「ピュアイリュージョン」という大きく分けて2つの世界が登場し
特に「ピュアイリュージョン」は、毎回異なる空間が舞台になっています。

美術では、それらの世界観に合わせて
手描き(紙に絵の具で描く)とデジタル(パソコンソフトで描く)を使い分けて制作を行っています。

例えば、街や学校などはポスターカラーなどを用いて手描きで作業しており
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対照的に、第2話で登場したピュアイリュージョンなどは、全てデジタルで作業しています。

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このように
現実世界とピュアイリュージョンの世界の違いを表現するため、描画技法に大きく差をつけている点が
この作品の特徴です。

ここで今まで登場してきたピュアイリュージョンの美術を一部紹介したいと思います。

第1話
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第2話
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第3話
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第4話
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第5話
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第6話
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第7話
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話数によって、手描き作業とデジタル作業のバランスは変えています。
手描きでも画材や塗り方を変えたり、デジタル作業の方も使用するテクスチャーを変えたり
表現に変化を持たせています。

また、3話で登場した
パピカとココナが技を発動するカットは「ハーモニー」という処理で制作しています。
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簡単に説明すると、作画様が描いた線を基にして美術が彩色をする技法です。

この線画に合わせて
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美術で着彩したものを合わせると
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最終的にこのような絵になります。
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ハーモニーは6話で喧嘩をしているシーン等でも使用され独特な雰囲気になっています。

このように
フリップフラッパーズでは監督のこだわりに合わせて美術の方でも様々な幅広い描画方法を使用しているので、その辺りにも注目して視聴して頂けると嬉しいです!

パッと見は単純な絵面に見えても、かなり入念に練られている世界観なので、見る度に新たな発見が出来るアニメだと思っています!

因みに、弊社で担当している話数は、第1,2,3,4,5,6,7,9話になりまして
8話と10話以降は他社様が美術を担当されています。
美術補佐として監督と直接やりとりをしたりいろいろと新鮮で僕にとっては思い出深い作品になりました!

これから物語も終盤に入っていきますが、どのような展開になるのか楽しみです!