制作裏話

新エンディングと新生活

お久しぶりです!矢口です!

4月も下旬となりましたが、昼夜の寒暖差はまだありますね。まだ冬物をクリーニングに出し切れていないです。クローゼットを早く衣替えしたいです。 🙄

今週のブログ当番 矢口さんはこんな人

 美大油絵科を卒業後、予備校スタッフや

 アニメ制作会社にて制作進行の仕事を経て

2014年 スタジオPABLO入社。

 様々な作品に背景マンとして参加後

 2018年TVアニメ『蒼天の拳REGENESIS』で初美術監督補佐。

 2019年TVアニメ『さらざんまい』で美術監督補佐を担当。

 Pabloのムードメーカーです 😀

山形県出身

ダイの大冒険 新OP&EDに替わりました。

ダイの大冒険は先日28話が放送されました。
お気づきの方も多いと思いますが、4月に入り、26話からオープニングとエンディングが替わりました。

わたしはエンディングの数カットを担当しました。

今回のエンディングのテーマは「アバンの使徒」です。

ダイたちの心の中にある弱さや、年相応の恐れ、勇者一行であることへのプレッシャーなど、普段表に出さない感情が身体から離れて故郷に帰ってしまうイメージ とのことです。

普段元気なダイたちにはあまり見られないちょっぴり切なげな印象を画面から出せたら面白いなと思いました。

普段本篇では使用していない紙の目の粗い紙を使用していて、その粗目を活かしガサっとしたタッチをうまく入れてチンダル現象を意識してみたいと思い、藤井美術監督と試行錯誤しながら仕上げました。

【チンダル現象とは】

の特性によって起こる物理化学現象の一つ。分散系に光を通したときに、光が主にミー散乱によって散乱され、光の通路がその斜めや横からでも光って見える現象を言う。

19世紀イギリス物理学者ジョン・チンダルによって発見されたため、この名がある。

太陽が雲に隠れているときに雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える薄明光線は身近なチンダル現象の一種である。

説明文・画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB%E7%8F%BE%E8%B1%A1

ガサっとしたタッチには隠れアイテムとしてハンドクリームを使用して、絵具を乗せる前に、画面に油分を付着させました。普段は紙に油分があると絵の具が弾いてしまうので気を付けているのですが(お菓子を食べた後にさわらないなど)、今回はそこをうまく使ってみました!

↓普段使用している普通のハンドクリームです。

手描きならではの表現を盛り込めて、とても楽しい作業でした!

デジタルで修正している部分もありますが、生の絵はこのような仕上がりです。

個人的には、マァムの部屋がなかなか味がでなくて一番難しかったです。

 

 

せっかくなので、チンダル意識した部分をご紹介します。

 

▼ポップの部屋

修正がきかないので、実はビビリながら一筆一筆どこに絵具を乗せようか考えながら描きました。一番最初に描いたので想い入れがありますね。

 

▼ダイの部屋

ビビりまくった挙句、勢いがなかなかでなくて、実は何枚も描きました。

 

▼ヒュンケルの育った地底魔城

個人的に一番かっこよくできた気がします!

 

 

TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』

毎週土曜日朝9:30~放送中です。

来週も是非お楽しみに!

画像引用元: http://dq-dai.com

 

新生活

さてさて最後に個人的近況報告になりますが、、、(・∀・)

私はこの春からご縁により私の大好きな超大型犬グレートピレニーズの純(♀)と桜(♀)と一緒に暮らしています。(・∀・)

毎日モフモフできて幸せです。(・∀・)

今年もお花見をすることなく桜の季節は去ってしまいましたが、今年はこの子たちと散歩しながら桜を眺めました。歩きながらのお花見もなかなかいいなと思いました🌸

左が純で、右が桜です(・∀・)

左が純で、右が桜です(・∀・)

今後もちょいちょい登場します。よろしくお願いします。

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