制作裏話

『ダンス・ダンス・ダンスール』の背景美術に関して

こんにちは。藤野です。

今週のブログ当番 藤野さん はこんな人

美大日本画を卒業後、2013年スタジオPablo入社

2017年TVスペシャル『女川中バスケ部5人の夏』で初の美術監督

2019年TVアニメ『どろろ』  美術監督

2021年TVアニメ『Sonny Boy』  美術監督

今年2022年春に放送されたTVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』では美術監督を担当

愛知県出身

少し間が開きましたが、先月16日に弊社で美術を担当していたTVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』の放送が全て終了しました。

今回美術監督をさせていただいたので、今日のブログはこちらについて綴ろうと思います。

『ダンス・ダンス・ダンスール』とは

『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて連載中のジョージ朝倉先生による漫画。
2022年4月から6月まで毎日放送・TBS系列『スーパーアニメイズム』枠でテレビアニメが放送されました。

ダンス・ダンス・ダンスールのお話を最初に伺ったのは2020年の中頃だったかと思います。

原作を読んだ際はワクワクが止まらず、一気に読み終え
アニメ化の際は絶対に参加したいと思ったことを覚えています。

アニメ制作中も、いつも完成した映像を観るのが楽しみでした。

まだ本編を見ていない方もいると思うので、ネタバレはしないようにしますが・・
是非たくさんの方に読んで欲しい・観て欲しい作品です。

 

背景美術のお話

↑背景を描いてくださった皆さんの背景を並べてみました!色鮮やかです。

原作のキャラクターや全体の雰囲気がとても華やかだったのと
バレエ作画とストーリー展開の躍動感がとても印象的で
背景にもそのような要素を入れられたらと思い、背景の絵柄を決めていきました。

普段アナログで背景作業を進める場合、レイアウトを画用紙に書き写すため転写紙というものを使用します。

弊社では濃い青もしくは黒の転写紙を使用することが多いのですが
今回は華やかな原作の雰囲気を出したかったので、カラフルな転写紙を使用しました。

カラフルな転写紙が何処かで販売されていないか探しましたが
見つけられなかったので今回は手作りで作成していました。

コピー用紙にオイルパステルを塗ると転写紙代わりになります。

転写したのち、画用紙に絵の具を載せていく段階で線は徐々に見えづらくなっていきますが
絵の具の濃度によっては、完成した段階でも部分的に残っていたりします。

予期せぬ部分に線が残っていたりして、コントロールしきれない部分があり面白いです。

↓こちらは美術監督補佐を務めてくれた水野君の背景です。

↓転写の線が残っています。拡大するとわかりやすいです。

 

↓こちらも同じく美術監督補佐を務めてくれた齋藤君の背景です。

派手な華やかさではないですが、少し賑やかしになるような役割を担ってくれた気がします。

手作りの転写紙は、色や紙の素材によってまだまだいろいろな表現が出来そうなので
また別の機会にも試してみたいです。

改めて今回参加してくださった背景スタッフの皆様本当に有難うございました!お疲れ様でした 🙂

最後に
テレビアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』
動画配信サイト『Disney+』にて全幕視聴可能です。

https://www.disneyplus.com/ja-jp

是非ご覧ください!

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