雑記

エレクトロニクス工作

こんにちは、今井です。

今回は、以前紹介した、エレクトロニクス工作です。
最近、製作したものを中心に、小学生の頃に作った懐かしい物や、
手を出せなかった物、現在、興味が湧いて作った物などを、紹介します。

1石電子ブザー
ゲルマニウムトランジスタを使ったブザーです。
非常に少ない部品(スピーカー、トランス、トランジスタ、抵抗など)で作ることができます。
電池1本(1.2-1.5V)で鳴ります。
この電子ブザーの、トランスの中点を使用して、コンデンサを使用しない回路のものは、初めて作りましたが、意外と大きい音で、鳴り方が独特な感じです。
ターミナルに電極を付けると、お風呂水位ブザー(実際に使っています)や、雨降りブザーなど、
工夫次第で、さまざまなものに使用できそうです。

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上の電子ブザー

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内部の様子

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さまざまなかたちのトランジスタ 子供の頃、部品取りしたものが多いです。

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昔、よく作った電子ブザー

子供の頃、スピーカーに電池をつなげても、ガリガリいうだけでしたが、
トランジスタなどの電子部品を、うまく組み合わせることで、
澄んだ音でブザーが鳴り、感動し、これがきっかけで、電子工作の世界に入っていくこととなります。

1石ネオン管目印灯
通常ネオン管は、70V位電圧を加えなければ点灯しませんが、それを、簡単な発振回路で電池1本(1.2V-1.5V)で、点滅させることができます。Cdsセルを使い、暗くなると点滅するようにしました。点滅時での全電流は4.5-8mAくらいです。
うまく発振するように、抵抗の値を調整します。
手持ちのいくつかのトランジスタで実験してみましたが、どれでもうまく発振しました。

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色々なネオン管

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まわりが暗くなって点滅しているところ

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複数のネオン管を交互に放電させる実験

2石蛍光灯
電池2本(2.6V-3V)で、4Wの蛍光管を、点灯させることができます。
電流がやや多かったので、調整しました。
昔、電池で光る蛍光灯回路には、興味を持っていましたが、なせか作らなかったので、
今回作ってみたのですが、薄暗くぼんやり光っている、といった感じでした。
LED球1.2Wと切り替え式にしてみました。
圧倒的にLED球が明るいですが、
暗い所では、蛍光灯のやわらかい光が、いい具合です。

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蛍光管

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LED球

マルチバイブレーター回路使った圧電ブザー
圧電ブザーは、昔のLSIゲームなどの中によく使われていました。
昔LSIゲームをやっていて、かなり目立つ音で鳴っていたので、何か大きなものが入っていると思い、
フタを開けてみたら、それらしいモノはどこにもありません。あるのは、直径2センチくらいの、
平べったい、ぺらぺらの金属のようなもので、そんなものが、音を発するとは、とても思えませんでしたので、何となくがっかりしましたが、不思議でしたし、どうやって鳴ってるのか、興味を持ちました。
圧電ブザーにただ電池をつないでも、なんにもいわないので、発振回路を使います。
今回、圧電ブザーは、ケース入りのものにしました。

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ケース両端のネジに指が触れると、小鳥や、小動物の鳴き声に
似たような音が鳴るようにしてみました。

Cdsセルを使用した真空管式ストロボ放電管自動点滅装置
周囲が暗くなるとストロボ放電管が、点滅を繰り返します。
ここまでのセットにするまで少し時間がかかりました。
思ったような結果がなかなか得られず、うまくいったり、いかなかったり、
アイディアが浮かんだりして、しばらく実験していた感じです。
ケースの穴あけ加工やケース内部の配線箇所も多く、しかも、内部のレイアウトも
ぎりぎりでしたので、組み込むのにも、少し苦労しました。
実用的なものというよりは、実験装置なので、電流計や調整箇所が数多くあります。
ストロボ放電管の明るさ、点滅間隔、コンデンサの種類の違いによる閃光のしかた、
Cdsセルの感度調整などができます。

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実験しているところ 高電圧を使いますので十分注意します。

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組み込んでいるところ

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周囲を暗くします。すると

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放電を繰り返します。

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放電は一瞬です

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きれいに放電します

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今回も製作にあたってさまざまなことがありました。
うまく動作しなかったり、思うような感じにならない、など。
うまくいかないので、色々なことをためしてみます。
力技ですが(低電圧部分です)回路に手を、
触れてみたりして、テスターで電流を測ったり、音や光の変化などにも注意してみます。
いろいろヒントになり解決につながっていきます。そんなことをしながら、
ようやくかたちになった感じでした。