制作裏話

背景会社スタジオパブロとは?

背景会社 スタジオPablo ブログ引越しました。

いつも「ぱぶろのぶろぐ」をご覧いただきありがとうございます。

おかげさまで、2011年から週一更新で続けている当ブログも9年目になりました。

過去記事のボリュームが多く、見づらくなっていたものを
カテゴリー作品ごとに表示できるように整理致しました。

例えば、背景美術に関する記事は「制作裏話」のバナーから
読むことが出来るようになりました。

ブログ引越しを機会に
あらためて、弊社のPRをさせて頂きます。

背景美術会社(背景会社)とは?

「背景美術が作品の品格を決める」とジブリの宮崎駿さんが言われるように
背景美術とは作品やシーンの雰囲気作りを担当しています。

具体的に、画面の中で背景美術が、どこかといえば

アニメ画面のキャラクター以外の部分です。

その背景美術を専門に制作している会社が、背景美術会社(背景会社)です。
背景会社は日本に約80社ほどあります。

映画『のび太の宝島より』 ※当ブログのアニメ画像は掲載許可を頂いています

スタジオPABLOってどんな会社?

弊社の特徴は

●主にTVアニメを担当し、作品ごとに絵柄が違う

●社員全員が手描きとデジタル両方描ける

●手描きとデジタルのハイブリッドで制作

※「手描き」とは、画用紙に絵の具と筆を使って描く絵の、呼び名です。

作品ごとに絵柄が違う

「作品によって、求められる雰囲気は異なる」と考えています。

そのため、それぞれの作品に合うように

画材、色使い、タッチなど、表現方法を変更するチューニングをしています。

TVアニメ『さらざんまい』より

ポップな表現

TVアニメ『惡の華』より

フォトリアルな表現

TVアニメ『ACCA13区監察課』 より

絵画的な表現

アニメ背景としてのルールを守りつつ、作品ごとに絵柄が変わっています。

また、TVアニメは映画やゲームと比較して、背景美術の絵柄に自由があると考え
弊社では主に、TVアニメの仕事を請け負っています。

弊社ギャラリーからも、ご覧頂けます。

社員全員が手描きとデジタル両方描ける

近年、デジタル背景画が主流の中
手描き背景を描ける人は減っています。

ですが「手描き作品は絶やすべきではない」 と弊社は考えます。

画用紙に絵の具(ポスターカラー)と筆を使って描く
「手描き」背景

写真から背景画を描く技術は今後、アプリやAI などで進化しますが
アプリでは代替できない手描きの価値は、今後一層高まると考えています。

弊社は社員全員が、手描きとデジタル両方描けます。

このような会社は、背景業界では珍しいです。

手描きとデジタルのハイブリッドで制作

手描きには、手描きにしかない良さ
デジタルには、デジタルにしかない良さ があります。

この両方の良いとこ取り=ハイブリッド
で弊社は背景画制作をしています。


手描き背景をパソコン上で処理して
納品データを作ります。

ハイブリッドの割合は、作品によって違います。
手描き80%の作品もあれば、デジタル90%の作品もあります。

100%デジタルの作品も受注しています。

これからもよろしくお願いします。

この度、ブログを引越しするにあたり、過去記事を読み直しましたが

制作当時の熱い想いがよみがえったり、いろいろと再発見できました。

今後もより一層、楽しんで頂けるようにしていきますので
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

POSTED COMMENT

  1. ジャすミン より:

    はじめまして。ジャすミンと申します。
    いつも大変貴重なお話しありがとうございます。

    私は、作品制作するスタッフの方々に興味があり、
    アニメ視聴を終えた作品のスタッフクレジットを
    必ずチェックしないと次の作品が見れないほど
    よく拝見しております。

    スタジオパブロさんは、特にアニメ制作会社の中でも
    作品の制作裏話をブログで発信し続けていることが大変嬉しいです。

    これからも貴重な制作裏話や会社自体の雰囲気を
    発信してほしいです。

    • pablo より:

      ジャすミンさん
      はじめまして。 スタジオPABLOの秋山と申します。
      コメントを頂き、ありがとうございます。

      当ブログですが8年以上コメントOFFの設定にしていたので
      コメントを確認する習慣が無くて(笑)
      返信が遅くなって失礼いたしました。
       
      アニメ作品はそれぞれどの作品でも
      とてもこだわって表現を行っています。
       
      わかりやすいこだわりの場合は、視聴者に伝わりやすいですが
      さりげない表現などをしているときには
      なかなか視聴者に伝わらない場合も多く(それも狙いなので良いのですが)

      もう少し各作品や各セクションの、ちょっとしたこだわりが
      視聴者の方に届いても良いのかなと思うことがあります。
       
      当ブログは、ささやかですが
      そうした部分をご紹介する機会として
      お役に立てているということが
      今回頂いたコメントで知ることが出来ましたので
      とても嬉しく思います。
       
      今後も継続していきたいと思っていますので
      どうぞよろしくお願いいたします。

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