アルバイトの藤本です。
私は、普段は大学に通っていて、教育についての勉強をしたり、制作に追われていたりの日々を送っています。
みなさんの中には、子どものころパラパラマンガを作って遊んだ方も多いのではないでしょうか。
現在、学校現場ではIT機器の普及により、デジタルカメラでコマ撮りしてつくる「ピクシレーション」をはじめとする様々なアニメーションが、教材として活用されています。
さて、みなさんはこんなアニメーションを見たことがあるでしょうか。
2009年度 映像基礎 手描きアニメーション 驚き盤 (youtubeより引用)
これは、「フェナキストスコープ(別名:驚き盤)」というアニメーション機器です。
ということで、今回はこのフェナキストスコープについてのお話をしたいと思います!
先日、学生企画のフェナキストスコープの展覧会に参加しました!
フェナキストスコープ(別名:驚き盤)とは?
19世紀に発明されたアニメーション機器。連続した絵を描いた円盤を回すと、残像効果により絵が動いて見えます。鏡に映った像を、円盤のスリットを通して見るのがポイント!
簡単に作り方を説明すると‥
材料
黒い紙、パネル(または厚紙)、フェナキストスコープの図、持ち手用棒、ピン
1)パネルの片面に黒い紙、もう一方に図を貼って円盤を作る
2)円盤に絵を描く
3)円盤の中心にピンで棒をつけて完成!
※実際にまわした様子は、鏡ごしでないと見られないため、うまく撮影できませんでした…。
お見せできないのが残念です。
今回、私の作ったもののなかでのイチオシはこれです。
二羽の小鳥がつつき合っている様子です。
なめらかな動きにするために、様々な試行錯誤を重ねました‥!
小さくて細かい動きや、複雑な動きを表現するのは難しいようです。
しかし言い換えれば、ちょっとくらい絵がズレても問題ないということ!
以上をふまえて、レッツ☆フェナキストスコープ
まず、12コマの割りふりを決めました。
要所になるコマの絵を描いて、その間のコマをつなぐように描いていきます。
パブロでのアルバイト経験をいかすことができました!
もちろん、もっと簡単に描いても、しっかりアニメーションができます!
これは下書きをせず、直接円盤に描きました。
どんな動きになるか自分の手で回してみないとわからない・・・!という面白さも、このフェナキストスコープの醍醐味です。
簡単そうに見えて、意外と奥が深いフェナキストスコープ。
この機会に、ぜひ作って遊んでみてはいかがでしょうか?