こんにちは、福岡スタジオアルバイトの斉藤です。
今週のブログ当番 斉藤さんはこんな人
2019年ゲーム会社を経て スタジオPABLO福岡支社でアルバイト勤務
日本画8年、ゲーム会社背景担当3年の経験を活かして
現在は在宅ワークで背景画を描いています
福岡県出身
秋、スズメバチが危険な季節になってきました。
山の日だったか、登山客に手作りオニヤンマの模型を配っているニュースを見たのですが
オニヤンマは昆虫界では食物連鎖の頂点だそうで、
目立つところに身に着けたり、吊り下げたりすると虫よけになるとのことです。
キャンプや釣りをする方々の間では大人気だとか。
家の庭には毎年のようにスズメバチが物件探し?にいらっしゃるので、
薬でも消耗品でもないしすごい!と思い、とりあえず家にあるものだけで作ってみました。
オニヤンマくん1号。
割り箸にマスキングテープでぐるぐると厚みをつくり、アクリル絵具で着色。
羽はクリアファイルに油性ペンで模様を描いて切り取りました。
足は面倒なので省略して、安全ピンを埋めています。
樹脂粘土などを使えば高クオリティに仕上げられそうですが
要は虫が認識してくれれば良いのですよ。
オニヤンマに見える…かな?
その後、もっと楽に量産できないかとネットで調べてみると、
黄色と黒の絶縁テープで胴体を作っている方を発見。
これは時短によさそうです。
丸いものに筆で着色するのって意外と難しいのです。
というわけでオニヤンマくん2号。
目にはビーズを買ってきて、胴体を絶縁テープでまきまきしました。
前よりラクにできたし水濡れにも強そう、良い感じではありませんか。
しかし1号(右)よりも黄色が沈んでしまっている気がします。
う~ん、目で見て避けるから視認性大事なんじゃ…?
そんなこんなでオニヤンマくん3号!
黄色は絵具、黒はテープとハイブリッドにしてみました。
シマシマ部分はテープが圧倒的に楽なんですよね。
こういう感じです。
目のビーズは輝きの鈍いものに変更。
さらに、羽の線が消えやすかったので、描いた面に幅広セロハンテープを貼って耐久面も向上!
色々と進化した3号くん。
目玉辺りのシルエットが作り物感強めなので、次は土台を凹ませようか、
吊り下げタイプが便利かも等、まだまだ改良の余地がありそうです。
3つ並べてみました。左から1号、2号、3号。
黒の漆黒感で、結局見やすさは1号が一番良い気がします…
ちょっとだけ使ってみて、まだ明らかに虫が避けたというような検証はしていないので
どのくらい効果があるかは分かりませんが、
そのうち庭中に大量のオニヤンマが増殖して、人間も避けるような怪しい家になっているかもしれません…
ダイの大冒険
ダイの大冒険、いよいよ残り数話となりました。
第1話からずっと関わらせて頂いているので、終わるのが名残り惜しいです。
普段はほとんどデジタルで描いているのですが、97話のとある空。
業界用語で「BGオンリー」という、背景のみが映るシーンをイイ感じにしなければと思い、
絵具でシルエットだけ描いたものをスキャンして、グラデーションや描き込み等はデジタルで描くという手法で作りました。
これだけ見ても何なのかわからないですね。
デジタルだけだとどうしても筆の勢いとか偶然性を活かすのが難しいので、
それぞれの良い所をうまーく使っていきたいなと思います。
テレビアニメ『ダイの大冒険』
ダイの大冒険 公式サイトより
テレビ東京他で土曜日9:30~放送中です!