制作裏話

空の孔図書館

こんにちはスタジオパブロ社員の座間です。
ピングドラムでは美術補佐をやらせていただいております。
パブロに入ったきっかけは、大学のサークル掲示板になぜか貼ってあったバイト募集のポスターです。
卒業後そのまま社員になりました。

『輪るピングドラム』

9話の空の孔図書館

今回は、9話の空の孔図書館の背景がどんな風にできていたか成り立ちをざっくりと説明してみます。

まず、冷たい世界を表現するという大きなテーマがあったので、普段の手書きの暖かな背景ではなく、3Dソフトで正確な形を出し、正確であることでの冷たさで画面を作ろうと言うことになりました。
さらに美術的にということだったので図書館の本棚の動きがない3D部分はパブロで製作しています。

まず、演出の武内さんに空の孔図書館のデザイン画を頂きました。
img002.jpgimg005.jpg

それを元にGoogle SketchUp というフリーソフトで、簡単な仮モデルを作りました。
その仮モデルを使い武内さんにレイアウトをとって頂き
13501.jpgそれを元に実際に3Dソフトで形を出し
13502.jpgさらにシーンやキャラの位置に合わせて絵になるように影をつけます。
13503.jpg以上の流れを1カットずつやっています。